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儲ける&儲かる!株式投資

厳選推奨銘柄を大公開。CFP(R)が株の買い方を解説。毎日訪問で初心者が株取引のプロに。

材料難で狭い値動き

 今週(21~24日)の日経平均株価は1万9000円台後半で推移しそうだ。国内の機関投資家による年度末に向けた利益確定目的の売りが一服するとの見立てがある一方、海外勢による売りが引き続き需給面での重荷になる。材料難のなかで、狭い値動きになりそうだ。
 先週(13~17日)の日経平均は前週末から83円(0.42%)下落した。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、年内の利上げペースは想定ほど早まらないとの見方が広がり、円高・ドル安が進んだためだ。
 国内政治にも不透明感が漂う。大阪市の学校法人「森友学園」の国有地売却をめぐる問題で、17日も一部の海外投資家が政治リスクを嫌気して持ち高を減らしたとの見方があった。23日には、同法人の理事長から退任すると表明した籠池泰典氏の証人喚問が予定されている。
 需給面では海外勢の売りが上値を重くしそうだ。東証の投資部門別売買動向によると、海外勢は3月第2週まで4週連続で日本株を売り越した。累計売越額は3200億円に達する。市場では「海外勢の関心度合いは米株、新興国株、欧州株の順に高い。日本株は短期的な収益が期待しにくく、今週以降 も売り越しが続きそう」(大手国内証券のトレーダー)との声があった。
 一方で国内の機関投資家の期末に向けた利益確定売りは一服しそうだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は「運用成績を良く見せるためのお化粧買いが出遅れの目立つ医薬品株などに入りやすくなる」と話す。個人による配当や株主優待狙いの買いにも期待できそうだ。
 もっとも今週は相場の先行きを左右しそうな経済指標や政治イベントが乏しく、個別株での選別が活発になりそうだ。損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの狩野泰宏シニア・インベストメントマネージャーは「ファナック(6954)やダイキン工業(6367)など、国際競争力のある銘柄は堅調な値動きが期待できる」と話していた。(向野崚)