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儲ける&儲かる!株式投資

厳選推奨銘柄を大公開。CFP(R)が株の買い方を解説。毎日訪問で初心者が株取引のプロに。

1万9000円台前半で推移

 今週(20~24日)の日経平均株価は1万9000~1万9500円程度で推移しそうだ。大きなイベントや為替相場を左右しそうな材料に乏しく、投資家は今月下旬のトランプ大統領議会演説などを控えて、積極的に買いに動きにくい。半面、日米首脳会談を無難に通過したうえ、好調な企業業績などを背景に下値不安は後退している。
 20日には財務省が1月の貿易統計速報(通関ベース)を発表する。対米の貿易黒字が大きく膨らむと、貿易赤字に不満を持つトランプ米大統領から日本批判の発言が出るリスクが意識されやすい。ただし「首脳会談直後に日本を狙い撃ちしてくることは考えにくい」(農林中金全共連アセットマネジメントの山本健豪氏)との見方が今のところ大勢だ。
 市場の注目点である為替相場が大きく荒れることもなさそうだ。22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月31日~2月1日開催分)が公表される。14日の米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言を踏まえ、市場は追加利上げに前向きなスタンスを織り込んでいる。アセットマネジメントOneの鴨下健氏は「議事要旨でタカ派的な内容が示されても影響は限 定的」と話す。
 先週までにほぼ全ての企業が決算発表を終えた。2017年3月期通期業績の上方修正が相次ぐなど足元の好業績が引き続き相場の下支え要因となりそうだ。市場では「業種内で選別が進んでいる」(大和証券の石黒英之氏)との指摘がある。
 注目セクターの1つが、自動車や半導体関連業界向けの伸びが期待される工作機械関連だ。16年12月の工作機械受注額(確報値)は17カ月ぶりに前年同月比でプラスに転じた。個別ではDMG森精機(6141)の株価は昨年末で20%上昇。牧野フライス製作所(17%高、6135)やオークマ(10%高、6103)も日経平均(1%高)の同期間の上昇率を大きく上回っている。「今後は森ではなく木をみて投資マネーが動く相場になる」(石黒氏)との見方がある。(浅松和海)