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儲ける&儲かる!株式投資

厳選推奨銘柄を大公開。CFP(R)が株の買い方を解説。毎日訪問で初心者が株取引のプロに。

1万7000円台で値固め

 今週(14~18日)の日経平均株価は1万7000円台で値固めの展開か。次期米大統領・トランプ氏の政策を材料とした物色が続くとみられる。米株高を背景に投資家のリスク回避姿勢は後退しており、売り手は少ない。ただ海外に目を向けると強気ムード一色ではなく、日本株の上値も重くなりそうだ。
 市場参加者の予想する今週の日経平均のレンジは1万7000~7700円程度。上昇ペースは緩やかになるとみられている。米大統領選通過で長期投資家が再び株式の組み入れを増やし、株価上昇につながったが、足元で一巡感が出てきた。9日の開票中につけた安値から11日取引時間中の高値(1万7621円)まで、上昇幅は1500円に達しており、短期筋からはいったん利益確定売りが出やすい。
 株価上昇持続のカギを握るのは米長期金利の動向だ。米長期金利は前週に節目となる2%を突破した。上昇が続けば為替は円安に進みやすく、日本株には追い風。さらに金利上昇で「PBR(株価純資産倍率)の低い割安株が買われやすくなる」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の古川真氏)。前週は金融株に加え、海運株など業績の悪い割安株も買い戻された。
 海外市場はすでに楽観ムード一色ではない。11日のアジア市場を見ると、ほぼ全面安の展開だった。特に下げが目立ったのはフィリピン株やインドネシア株。米長期金利の上昇で新興国通貨は対ドルで大きく下落し、警戒感が広がった。「トランプ相場」の負の側面にも関心が向かい「日本市場も冷静さを取り戻す」(三井住友アセットマネジメントの市川雅浩氏)。
 今週発表の国内統計では15日の首都圏マンション市場動向調査(10月分)に注目か。9月は販売戸数が10カ月ぶりに前年同月比でプラスとなった。前回に続き底入れが確認できれば、不動産株には追い風になる。インバウンド(訪日外国人)関連銘柄の株価を占う上では、16日に日本政府観光局が公表する訪日外国人客数が重要になる。(宮本岳則)