儲ける&儲かる!株式投資

厳選推奨銘柄を大公開。CFP(R)が株の買い方を解説。毎日訪問で初心者が株取引のプロに。

上値を試す展開か

 今週(10月31日~11月4日)の日経平均株価は堅調に推移しそうだ。為替相場が円安基調にあることや2016年4~9月期決算に対する過度な不安が後退したことから、投資家はリスクを取りやすい地合いになっている。週内に相次いで発表される景気指標を確認しながら、上値を試す展開になりそうだ。
 10月31日~11月1日には日銀の金融政策決定会合が、1~2日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定される。市場では、どちらも「無風」で終わるとの見方が大勢だ。FOMCで12月の利上げに向けた前向きな発言が改めて出れば、日本株には追い風になる。
 週内の主な決算は31日のホンダ(7267)、ファナック(6954)、1日のソニー(6758)など。足元では1ドル=105円程度まで円安が進んでおり、市場では「企業が下期に向け保守的な見方を示せば、通期の業績下方修正リスクがなくなったことを好感する買いが入りやすくなる」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との指摘が出ている。
 ただ「下期の下方修正によって1株当たり利益(EPS)が下がれば、日本株全体でみた際の割高感が上昇する」(岡三証券の小川 佳紀シニアストラテジスト)と警戒する声もあった。
 需給面では引き続き海外投資家の買いが相場を下支えしそうだ。東京証券取引所によると、16年10月第1週以降、外国人は3週連続で日本株を買い越した。東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリストは、12年10月以降、外国人は先物を1兆6343億円売り越しており「今後も外国人の買い戻しが続く可能性が高い」とみる。
 もっとも、日本株を買い進める持続力には乏しいかもしれない。11月8日に米大統領選が迫り、11月1日は米サプライマネジメント協会(ISM)の景況感指数、4日は米雇用統計など重要な景気指標の発表もある。27日時点の「騰落レシオ」(東証1部、25日平均)も136%と日本株の短期的な過熱感を示しており、投資家の警戒感は解けそうにない。(向野崚)