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副業新時代、私も「二刀流」―時間と場所の壁、ネット使い低く、新ビジネスも次々誕生。

 電気通信会社のエムテックス横浜市)でエンジニアとして働く池田明宏さん41)。実は売れっ子の“ハンドメード作家”の顔も持つ。「BABYFRED’S」という作家名で、昨年からアイスの当たり棒をモチーフにしたネクタイピンを売り出したところ、昨年だけで約200個も売れたのだ。今年の売れ行きは倍ぐらいになりそう。単価は約2000円で、400個売れれば80万円近い売り上げだ。
 池田さんが活用するのは個人のハンドメード作品の売買を仲介する「ミンネ」というサイトだ。GMOペパボ3633)が運営し、約28万人の作家が登録。池田さんは終業後や休日に作品を制作し、発注があれば発送する。
 「定時退社」「I’m A Zombie寝不足です)」――。ネクタイピンに刻まれている様々なロゴは、本業の仕事中に思い浮かぶことが多いという。池田さんは「どういうロゴなら売れるか。お客さんの心理を推理するのは楽しく、本業でも役立っている」と話す。
 これまでの副業といえば、どこかの会社にアルバイトとし て所属するイメージが強かったが、インターネットの普及で時間や場所に縛られない新たな職種が登場している。フリーランスで仕事ができるハードルが下がり、お金だけでなく趣味や生きがいのために副業をする人も増えてきた。
 中古品の個人売買仲介アプリを運営するメルカリ東京・港)で働く石黒卓弥さん36)もその1人だ。長く人事労務系の部署で働いてきた知識やノウハウを生かし、企業にアドバイスする「コンサルタント」を副業とする。個人と特定分野の情報を求める企業を仲介する「ビザスク」というサイトに登録しており、企業からの依頼が来れば、1時間当たり1万~1万5000円で請け負う。「副業は自分にアドバイザーとして成り立つほどの専門性があるかを試せる場」と石黒さんは話す。
 副業情報サイト「フクポン」を運営する中野貴利人さんは「ネットを介した副業はここ数年で、一気に多様化している」と語る。背景にあるのは個人間の売買を仲介する「CtoCサービス」、企業が業務の一部を外部の個人に委託する「クラウドソーシング」といった分野で、新たなビジネスが次々と生まれて いることだ。
 CtoCの分野では、ピクスタ3416)などが手掛ける個人が撮影した写真をネットを介して売買するサービスも人気。クラウドワークス3900)などが手掛けるクラウドソーシングサイトでは、記事の作成やロゴやイラストのデザインといった専門的な職種も募集されている。以前に比べ、幅広い職種での副業が手軽にできるようになり、「自分の可能性を試すため、もう1つの仕事を選ぶ人も多くなってきた」「フクポン」運営の中野さん)という。
 調査会社のMMD研究所東京・渋谷)が昨年6月、約1000人の副業している人に聞いた調査では、49%の人が業務内容を「インターネットを使った副業」と回答。飲食店8%)、販売業7%)を押しのけて、圧倒的な人気だった。ネットで具体的に手掛けている副業では、ブログなどに広告をのせて報酬を得るアフィリエイト23%)、クラウドソーシング18%)、ネット ショップ17%)などが多い。
 もっとも、副業に体力や気力を使い果たし、本業に支障が出ては元も子もない。また、収入が極端に低い副業もある。どんな仕事だったらストレスなく、お金を稼げるか。それは性格や能力によって千差万別だ。仕事のタイプ別に、副業の内容と収入の目安を載せた一覧表を掲載した。副業を始める際に参考にしてみてはいかが。
本多奈織、押切智義、野口和弘が担当した。